2008年岩手・宮城内陸地震 ─強震観測─

東京大学地震研究所
強震動グループ
2008年09月02日

目次

1. 臨時強震観測・被害調査

1 臨時強震観測・被害調査

はじめに(TOPへ 

2008年6月14日岩手・宮城内陸地震(Mj7.2)を受け、余震による強震動を観測するため、6月15日〜18日にかけて以下の地点に機動型強震計(センサSMAR-6A3P+ロガー改造LS-7000またはLS-8000WD)を設置した(地表7台、建屋6台)。 また,6月24日〜26日にかけて,強震計のメンテナンス,データ回収,及び新たに強震計を1台設置し,7月28日〜31日に撤収を行った. 強震観測に並行して、観測点付近の被害に関する調査を行った。


黄▼が今回設置した臨時観測点,青▼が既存の強震観測点.青□は引間(2008)が仮定した震源断層面の地表投影.白☆が気象庁による本震の震央.赤+は産業総合研究所活断層研究センターによる地表変状が観測された地点

観測点一覧

観測点コード 設置場所 緯度 経度 ロガー
TKD0FF 栗原市立築館中学校 38.7251 141.0223 LS-8000WD
TKD01F       LS-8000WD
TKD03F       LS-8000WD
ITG000 一関市厳美町字板川 38.9840 140.9135 改造LS-7000
HND0FF 一関市立本寺小学校 38.9724 140.9405 改造LS-7000
HND00F       改造LS-7000
HND01F       LS-8000WD
HND03F       LS-8000WD
SMM000 一関市厳美町字下真坂 38.9718 140.9721 改造LS-7000
GNB000 一関市立厳美小学校 38.9426 141.0427 改造LS-7000
MNM0FF 奥州市南股地区センター 39.0042 141.0040 改造LS-7000
MNM01F       LS-8000WD ー 6/25 →改造LS-7000
MNM02F       LS-7000
OCA000 一関市厳美町字落合 38.9407 140.9230 改造LS-7000

メンバー(TOPへ 

  • 設置(6月15日〜18日)
    坂上 実,金 裕錫,木村 武志,竹本 帝人,塚越 大

  • メンテナンス(6月24日〜26日)
    三宅 弘恵,壁谷澤 寿一,木村 武志,竹本 帝人,塚越 大

  • 撤収(7月27日〜31日)
    壁谷澤 寿海,金 裕錫,壁谷澤 寿一,Phan Van Quang,石井 貴子,Bae Kunkuk(以上,A班,7/27-29),坂上 実,木村 武志,引間 和人(7/28-29),田中 康久(以上,B班,7/28-31)

    強震計設置状況 (TOPへ