東京大学シンポジウム「長周期地震動とその都市災害軽減」

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2010年3月17日−18日
東京大学情報学環・福武ホール

(会場, アクセス)


主催:東京大学シンポジウム「長周期地震動とその都市災害軽減」組織委員会
後援:南カリフォルニア地震センター・東京大学地震研究所国際交流協定/科学研究費基盤A (No.19201034)


プログラム

目的

    長周期地震動は,超高層ビル,大型石油タンク,長大橋 といった大規模構造物の増加に伴い, 防災上の考慮の対象として重要性を増している.海溝型巨大地震や中〜大規模の地殻内 地震は,伝播効果に助けられながら遠方の堆積平野・堆積盆地に長時間継続する長周期 地震動を生成する.長周期地震動による最悪の災害は,1985年メキシコ地震により400 km 離れたメキシコ市で起こった.最近の顕著な例は,北海道で起こった2003年十勝沖 地震による石油タンク火災が挙げられる.来たるべき東海・東南海・南海地震といった 海溝型巨大地震の発生が近づいている現在,長周期地震動は,沈み込み帯付近の大都市 を抱えるわが国にとって真剣に考慮すべき脅威であろう.
    長周期地震動とその都市災害の発生は,わが国に限 らないグローバルな問題である. 震源の地震動が長周期となりやすい巨大地震は世界中の様々な地域で起きており,影響 が長距離に及ぶ長周期地震動は本質的に国境を越えた事象である.長周期地震動を構造 物設計に組み込む取組みも,世界各国で着手されている.強震観測網が大幅に強化され, その大量の記録に基づいた地震動予測やシミュレーション技術の急速な進歩を踏まえて, 長周期地震動の研究を再構築しなければならない.また,近年の大規模構造物の増加に 伴い,長周期地震動に対する都市環境も大きく変化している.したがって,長周期地震 動とその都市災害軽減のための,包括的かつ総合的な研究が必要である.
招待講演者とパネリスト(アルファベット順,敬称略)

組織委員会
  • 纐纈一起(東大地震研)(委員長)
  • 堀 宗朗(東大地震研)
  • 壁谷澤寿海(東大地震研)
  • 高田毅士(東大工学系研究科)
  • 中埜良昭(東大生産研)
  • 加藤照之(東大地震研)
  • ゲラー,ロバート(東大理学系研究科)
  • 古村孝志(東大情報学環/地震研)
実行委員会
  • 三宅弘恵(東大地震研)(幹事)
  • 市村 強(東大地震研)
  • 金 裕錫(東大地震研)
  • 糸井達哉(東大工学系研究科)
  • 高橋典之(東大生産研)
  • 渡辺トキエ(東大地震研)
  • 纐纈一起(東大地震研)

本シンポジウムの開催は平成21年度東京大学国際学術交流助成事業によっています.
このページは <http://taro.eri.u-tokyo.ac.jp/workshop/ground_motionj3.html> にあります.

2009年05月30日
2010年07月12日
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